牡丹華 ぼたんはなさく

Peony blooms

牡丹が大輪の花を咲かせるころ 

ぼたんの花が咲くころ。 花言葉は、「王者の風格」。その一方で 「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という美女の代名詞であり、任侠の彫り物のモチーフになる「男気」の象徴でもあります。美しく、強く、気高い女性。大輪の華を咲かせるように微笑んだかと思えば、潔く動いて人々の心をとらえ、物事が鎮まれば何もなかったかのように静かにたたずんている。人を惹きつけてやまない存在。 奈良県桜井市にある長谷寺は、「花の御寺」ともよばれ、4月下旬~5月上旬には150種類ほどの牡丹が咲き誇ります。「源氏物語」や「更級日記」など多くの古典にも登場します。花に包まれた伽藍をぬけるひと時は、まるで幻想世界に迷いこんだかのよう。 晩春に 気高い花に惑わされるのも一興。

 

 

ペーパーアート:ふづき Paper Art: Fuzuki 「ふづきの手仕事

コラム 桂浜名月 Column KATSURAHAMA MEGETSU